高い目標設定が必要

■はじめに

ENGLISHBOX代表のNORIこと福島範昌(のりあき)です。

この度、小・中・高生と親御さんを対象に、バイリンガルJr.ニュースを発行することになりました。当初は紙媒体のみでニュースを発行する予定でしたが、次代を担うたくさんの子供たちに知って欲しいという想いで、こちらでもニュースの内容をお届けすることにしました。

これをお読みのご父兄の皆様は、お子様の将来や進路に活かして頂ければ幸いです。

この記事の目次

高い目標を設定する理由とは?

昨年12月末から1月に掛けて、ENGLISHBOXの生徒全員に英語学習に関する短期・中期・長期の目標設定をして頂きました。その結果、中・高校生のうち80%の生徒が「高校卒業までに最低でも英検準1級合格」を目標に掲げました。

また100%の生徒が大学での留学を希望しています。

その理由は、彼らが将来を見据えて“今から何をすべきなのか”を考えた上で目標設定をしているからに他なりません。

なぜ英検準1級を目指すのか?そのメリットとは?

ご存知のように、2020年には大学センター試験が廃止されます。まだ正式には決まっていませんが、英語力を測定するツールとして英検、TOEFL、TEAPなどの外部の試験を導入する流れになっています。すでに多くの有名大学が受験生の英語力の判定材料として英検を導入し始めています。

英検準1級合格者は優遇されています。

今や受験生の間で東大と並んで大人気の秋田国際教養大学(公立)では、全ての講義が英語で行われています。ですから、これからの時代に活躍できる人の基準値として、英検準1級合格者は優遇され、英語のセンター試験を受験しなくても自動的に満点が与えられています。
これは、受験生にとっては大きなインセンティブになるのではないでしょうか?

グローバル化の進展に伴い、産業界からの要請や文部科学省の方針を反映して、日本の一流大学でも英語を使って研究やビジネスができる人材育成に、力を注いでいく傾向が顕著となってきました。現段階で自分の専門分野が明確でなかったとしても、英語力があれば、無い人と比較して社会で活躍できるチャンスが高いということです。

世界のトップに引けを取らない『スーパーグローバル大学』

super global university

文部科学省は2014年、国際社会で活躍できる人材育成を目指して、「スーパーグローバル大学構想」を発表しました。海外大学との連携などを通じて徹底した国際化を進めて、世界レベルの教育研究を行う大学を文部科学省が「スーパーグローバル大学」(Super Global University)として指定し、財政的支援などを行っています。

国内の一流大学はほとんどがスーパーグローバル大学として指定を受けており、ブランドとして受験生を集める武器になっています。スーパーグローバル大学は主に次の2グループに分けられています。

世界レベルの『トップ型』

世界大学ランキングのトップ100を狙う実力がある、世界レベルの研究を行う大学。
国から10年間で42億円を上限として補助金が支給される。

【国立大学-11校】
北海道大学/ 東北大学/ 筑波大学/ 東京大学/ 京都大学/ 東京医科歯科大学
東京工業大学 名古屋大学/ 大阪大学/ 広島大学/ 九州大学

【私立大学―2校】
慶應義塾大学/ 早稲田大学

国内を活性化させる『牽引型』

これまでの実績を基に、新たな取り組みに挑戦し、日本のグローバル化を牽引する大学。
国から10年間で17億円を上限として補助金が支給される。

【国立大学―10校】
千葉大学/ 東京外国語大学/ 京都工芸繊維大学/ 金沢大学/ 東京芸術大学/ 岡山大学
長岡技術科学大学/ 豊橋技術科学大学/ 奈良先端科学技術大学院大学/ 熊本大学

【公立大学―2校】
国際教養大学/ 会津大学

【私立大学―12校】
国際基督教大学(ICU) / 上智大学/ 法政大学/ 明治大学/ 立教大学/ 東洋大学/ 創価大学
芝浦工業大学/ 国際大学/ 立命館大学/ 関西学院大学/ 立命館アジア太平洋大学

スーパーグローバル大学が求める最低水準こそが英検準1級レベル

世界に挑め

日本学術振興会より引用

スーパーグローバル大学では海外からの留学生や外国人教授を増やし、英語で講義を行うことを目指しています。京都大学は、必修教養科目のうち50%を英語で講義を行う予定です。

国際教養大学の他に、上智大学、ICU、早稲田大学などの国際教養学部においても、既に全ての講義を英語で行っています。スーパーグローバル大学に入学する為には、最低でも英検準1級レベルの英語力が要求されるということです。
では、準1級に合格するために必要なことはなんでしょうか?

英検準1級に合格するためのスキル

英検準1級に合格するには、政治・経済・社会、国際問題などの英字新聞記事を読みこなす英語力、知識、論理的能力が求められます。さらに、英検は2016年度からライティングとスピーキングの比重が大きくなりました。つまり、以前にも増して英語でアウトプットする能力が要求されるということです。

これまでのように、過去問題だけを解いても合格できません。

文部科学省によれば、全国の中学校と高校で英検準1級程度の英語力がある教員は、中学で30%台、高校で60%台に止まり、5年連続で国の目標を下回ったことがわかったそうです。

その理由としては様々で、特に現代の教員が多忙すぎて学習に割ける時間が取れない等の理由もあるようですが、とは言え英検準1級が「簡単に取れるほどのレベルではない」ことがお分かり頂けると思います。

試験勉強ではなく「実戦で使えるトレーニング」が重要です

ENGLISHBOXは2001年に設立して以来一貫して「国際社会で活躍できるバイリンガルの養成」を目指して参りました。国際社会では英語は単なる意思疎通のツールに過ぎません。しかし、いくら才能があったとしても、一流のスポーツ選手を除いて、英語に自信がなければ国際舞台で活躍しようという発想も沸いてこないでしょう。

高度な英語力を身につければ、子供たちはグローバルな視野に立って将来の人生設計ができます。これまでの私の経験からして、バイリンガルとしての最低限の英語力は英検準1級レベルです。そういう訳でENGLISHBOX生は中学で2級、高校で英検準1級合格を目標とするよう指導しています。

英検準1級に合格した後は、海外の多くの大学で採用されているSOCIOLOGY(社会学)を教材として、英語でプレゼンテーションをするトレーニングを行っています。スーパーグローバル大学に入学しても、英語のみで行われる講義を理解し、海外からの留学生と対等に競争するための準備です。英検合格のために、特別な指導や勉強は行っておりません。

sociology 8th

ENGLISHBOXのバイリンガルプログラムは、トレーニングを受けながら自然に合格するシステムです。従って、合格はしたけれど英語が話せないということは有り得ないことです。

昨年7月、高校1年生が英検準1級に合格しました。今年は、中学生の中にも英検準1級にチャレンジする生徒がいます。社会人の場合、英語の初心者であっても、最短2年間でバイリンガルレベルまで英語力をアップするトレーニングメニューを組んであります。

英語の基礎力だけではなく、社会的な知識が不足している学生はもう少し時間がかかりますが、帰国子女でもない子が現役高校生で1級に合格してしまうほど。高校でバイリンガルレベルへ到達することは充分に可能なのです。

ENGLISHBOXでは、経験豊富なバイリンガル英語コーチが、選手(お子様)をバッチリとサポートさせて頂きます。

プロのコーチからトレーニングの指導を受けて、バイリンガルを目指してみませんか?