上級者

今回の英検で高校生だけではなく、社会人の英検準1級合格者も誕生しました。

SさんがENGLISHBOXに入会したのは、およそ2年前でした。

英会話学習の経験はなく、初心者レベルのトレーニングを開始しました。
入会目的は、いつかハワイに住みたいという夢を叶えるためです。

英検準1級を取得すると、英語指導、貿易事務、国際ビジネスなど英語力を活かした仕事も可能になります。県や市が英語人材を募集するときも、英検準1級を基準としています。公立高校の英語教師の中で英検準1級に合格しているのは75%ほどに過ぎません。

中学の英語教師に至っては36%程度です。
英検準1級のレベルの高さがおわかり頂けると思います。

Sさんは、月に6回のペースで下から2番目のレベルからスタートしました。

彼女は2人の子供を抱えた主婦で、仕事も持っています。家事や仕事の合間を縫ってトレーニングを続け、1年後、2年後、そして3年後までの目標を設定しました。

英語力を客観的に知る為に、英検の資格を取ることを勧めました。英検受験はモチベーションの持続にも役立ちます。また合格する度に達成感が得られるので、やる気が湧いてきます。

Sさんは、最初は「英語脳」を開発するトレーニングとして、基本構文を使いこなすトレーニング、英語で話し続けるトレーニング、英文速読トレーニング、英語のリズムトレーニングなどをこなしました。2年目の初めに2級に合格しました。

トレーニングは順調に進んで、英字新聞記事を使ったトレーニングもできるようになりました。国内外の政治・経済。社会問題、地球環境問題などに関する記事を読んで内容を理解し、内容を英語で発表し、議論するトレーニングが主です。 

英検2級に合格した後、英検準1級に合格するまでには通常1~2年間の準備期間が必要です。しかしSさんは英検準1級にトライすることにしました。本人も今回は受かるとは思っていませんでした。1年後に受かればよいという計画でした。しかしSさんのやる気は受験申し込み後にメラメラと湧いてきました。レッスンでライティング、高度な文法、語彙力アップ、問題の解き方などに関する指導などを行った結果、何と一次試験に合格したのです。本人もびっくりです。

二次英語面接試験を受けるときは、彼女の心に少しゆとりがありました。なぜならば、失敗してもあと2回チャンスがもらえるからです。今回は失敗してもよい、という気持ちで面接対策を始めたのですが、受験日が近づくとだんだん本気になってきました。

そして本番。本人はやっぱりダメだったと諦めたそうです。
しかし合格通知が届いたのでした。

「ハワイで暮らす!」という最初の目標に、Sさんは着実に近づいています。

ENGLISHBOXでは、生徒のレベルを1~6まで6段階に分けて、初心者でも2年間でバイリンガルに育てるトレーニングを行っています。中級者ですと1年間のトレーニングでOKです。バイリンガルの定義は、「国際問題や日本文化・歴史について外国人と議論できる英語力と知識、異文化コミュニケーション能力を身に付けた、グローバル社会で通用する人」です。英検準1級、TOEC860点以上の英語力が必要です。